2013年03月25日

ふたつの展覧会

お台場の「HOUSE VISION展」とパナソニックミュージアムの「日本の民家1955年」へ。どちらも会期終了間近であったが、同じ日に行ったのが良かったのか悪かったのか、対照的なふたつはお互いの特徴を際立たせた気がした。
かたや未来の生活を志向した実験的な建築の提案。かたや建築写真家二川幸夫が若き日に残した民家の記録。こう書くと前者は前向きで後者が過去と思われるかもしれないが、自分にとっては全く逆だった。
「HOUSE VISION」で見たのは昨今語られている提案を具体的な形に落とし込んだものだった。そこにあるのは高揚感というよりは既視感。それに対して「日本の民家」で見たものは、知っていると思っていたものが実は知らなかったというような絶望感。圧倒的な美しさ。そしてこんなにも偉大な人物が亡くなったのだという実感と喪失感。
ご冥福をお祈りいたします。

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2013年03月06日

阿佐ヶ谷住宅がそろそろ解体

近所の公団阿佐ヶ谷住宅に立入禁止のロープが張られた。通り抜けも明日までとのこと。いよいよ解体が始まるらしい。
かなり前から建替の反対運動はあって、最近まで地権者2名が反対していたのが、裁判所の決定で再開発が進む模様。反対といっても皆さん再開発そのものに反対している訳ではなく問題はその内容だ。
通常10mの高さ制限のある所に20mの6階建てを建て戸数を大幅に増やす。これは開発規模が大きい場合の地区計画を利用した特例で、周辺道路の拡幅などを伴う。これらが長年育まれてきた静かで緑多きこの地域の環境を壊すのではないかという心配。もっともです。
この時代、どうしてこうも経済性を優先した再開発が許されるのか。行政の頼りなさ、ひとりひとりの力の弱さ、声の届かない虚しさを感じます。
ここにやってきてまだ7年くらい。子供とよく散歩に出掛け阿佐ヶ谷住宅をうろうろしていたことを思い出します。いつ頃解体が本格化されるか分からないけど、桜が咲くまで待って欲しいな・・・。

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